航空・陸上・海洋向けの慣性計測ユニット
IMU・INS・AHRSの最新技術が搭載!SBG Systems社の商品ラインナップ
GNSS不感区間も位置計測可能!小型からハイエンドの慣性航法システム、IMU、AHRSなどをご紹介しております。
概要
航空・陸上・海洋の乗り物などの移動体向けに、慣性測定ユニット(IMU)、姿勢方位基準システム(AHRS)、GNSS統合した慣性航法システム(INS)等の慣性センサを取り揃えております。超低ノイズ、低レイテンシ(待ち時間あるいは遅延時間)、全温度キャリブレーションなど優れた性能を備え、ナビゲーション、モーションセンシングおよび測量に最適です。
- Pulse-40 IMUは、6DoFのタクティカルグレードIMUであり、サイズ重量及び消費電力において妥協することなく、過酷な環境で優れたパフォーマンスを提供します。
- EllipseMicroシリーズは、最小かつ最も経済的なパッケージで最高の精度を実現できます。
- Ellipseシリーズは、ナビゲーション、モーション及びヒーブ計測用の最先端の小型慣性センサです。
- Qunataシリーズは、最小の形状でUAVおよび陸上測量ソリューション向け、ワンクリックでジオリファレンスにアクセスできます。
- Ekinox慣性航法システムは、サイズ、精度、および価格の最適なバランスを持つ製品です。
- Apogeeシリーズは、高性能で汎用性の高いMEMS慣性航法システムです。
- Navsight Land / Airは、測量士のモバイルデータ収集を容易にするために設計されたモーションおよび航法ソリューションです。
慣性計測ユニット
Pulse-40
SWaP-C(サイズ、重量、消費電力、およびコスト)において妥協することなく、過酷な環境で優れた性能を発揮する、6DoF、タクティカルグレードのIMUです。-40℃から85℃までの広範囲温度校正プロセスにより、あらゆる環境で最高の測定精度が保証しています。デジタルキャリブレーションレポートは、製品が仕様を満たしていることを保証します。Pulse-40 IMUは、重さ12グラム、消費電力0.3Wで高いパフォーマンスのバランスが取れた優れたIMUで、特に組み込みに適しています。さらに超低ノイズのジャイロスコープと非常に低い振動整流誤差を備えた高精度の加速度計のおかげで、高周波および高振動環境に最適です(MIL-STD-810Gテスト済み)。
Ellipse Microシリーズ
Ellipse Microは、26.8×18.8×9.5mmとの非常に小さいサイズでありながら、-40〜+ 85°Cの全温度範囲でキャリブレーションされているため、あらゆる環境で安定した動作ができます。 また、2000g以下の衝撃や振動に対しての耐性があります。他のシリーズ製品と同様、AHRSおよびINSモデルは、波の周期に合わせて精度5 cmのヒーブを計測できます。さらにCANプロトコル、およびGNSSレシーバとオドメーターとの融合により、Ellipse Microは自動車アプリケーションに最適です。
(評価ボードもご提供できます。ご興味がある方はお気軽にお問い合わせください。)
Ellipse シリーズ
最先端のMEMSセンサ、特に非常に低ノイズのジャイロスコープを使っています。また内部FIRフィルタを備えた高品質の加速度計とコーニングとスカル積分を組み合わせて、強い振動下でも精度を維持できます。さらに、INSモデル(E、N、D)の場合、内部拡張カルマンフィルターがリアルタイムの慣性データとGPSデータを融合し、過酷な環境(都市ビル群、トンネルなど)での位置と方向の計測を強化しています。
(OEMバージョンもご用意しております。ご興味がある方は、お問い合わせください。)
Ekinox Micro
Ekinox Micro は、高性能MEMS慣性センサ、及び4つ衛星測位システムと多周波数帯信号対応のデュアルアンテナGNSS受信機との組み合わせで、最も困難なアプリケーションでも比類のない精度を提供します。 Ekinox Microは最も過酷な条件でも動作するように設計されており、軍事規格に準拠しているため、あらゆるミッションクリティカルなアプリケーションにとって理想的な選択肢となります。
Ekinox シリーズ
EkinoxはハイエンドのMEMSセンサと高度な全温度範囲キャリブレーション手順と強力なアルゴリズム設計をうまく組み合わせることにより、コンパクトで軽量、且つ低電力でコストパフォーマンスが高い製品に設計されています。また、Ekinoxセンサには、操作後の分析または後処理用に8GBのデータロガーが組み込まれています。
(OEMバージョンもご用意しております。ご興味がある方は、お問い合わせください。)
Quantaシリーズ
Quantaは、UAVでも車でも、点群に直接かつ正確にジオタグを付けられます。 UAVでの写真測量は、正確な方位と位置データにより、GCPと二重写しの手間も減らせます。また、Quantaシリーズには、後処理用のデータロガーが組み込まれている他、GNSSの観測データで慣性データを後処理することでSBG のINSのパフォーマンスを向上させるQinertiaUAV後処理ソフトウェアが1年間無償で付いてきます。シングルアンテナソリューションはより実用的といえますが、デュアルアンテナモードを使用すると、低ダイナミクスフライト(パイプや電線の調査)で、より正確なヘディング(方位角)を取得することができます。
Apogeeシリーズ
Apogeeは、非常に低ノイズのジャイロスコープ、少ない遅延、高い耐振動性を備えており、正確な方向と位置のデータを提供するシリーズ製品です。内部拡張カルマンフィルターがリアルタイムの慣性データとGNSSデータに融合し、過酷な環境(橋、トンネル、森林など)でも位置と方向の測定を強化できます。Ekinoxシリーズと同様、Apogeeセンサには、操作後の分析または後処理用に8 GBのデータロガーが内蔵されています。
(OEMバージョンもご用意しております。ご興味がある方は、お問い合わせください。)
Navsight Land/Airシリーズ
Apogeeは、非常に低ノイズのジャイロスコープ、少ない遅延、高い耐振動性を備えており、正確な方向と位置のデータを提供するシリーズ製品です。内部拡張カルマンフィルターがリアルタイムの慣性データとGNSSデータに融合し、過酷な環境(橋、トンネル、森林など)でも位置と方向の測定を強化できます。Ekinoxシリーズと同様、Apogeeセンサには、操作後の分析または後処理用に8 GBのデータロガーが内蔵されています。
(OEMバージョンもご用意しております。ご興味がある方は、お問い合わせください。)
活用事例
自己位置推定のアプリケーションに
SBG Systemsは自己位置推定の超小型慣性航法システムを提供しています。 これらのIMU、AHRS、およびINSは、軽量で低消費電力であるため、航空、陸上、または海洋の無人システムに最適です。
姿勢方位測量にSBG社のモバイルマッピングアプリケーション
測量のモバイル化により、慣性ナビゲーションシステムで車両姿勢と方位情報を取得し、クリーンな点群作成に貢献しております。
ダイナミクス計測に適したモーションセンサ
陸上、海上、または空中の乗物の状態をモニタリングできるIMU、AHRS、MRUを提供しています。超低ノイズのジャイロスコープ、低レイテンシ、全温度範囲キャリブレーションにより、精密なモーションおよびダイナミクスセンシングに理想的なセンサです。
点群データの作成や同期に適したIMUセンサ
低ノイズの加速度計とジャイロスコープを備えたSBG Systems慣性センサは、物理的な動きと出力の間のレイテンシ(待ち時間)が短いことも特徴です。カメラやLiDARなどのシステムの姿勢や、受けた振動などを点群作成時に補正することが可能です。
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下記より資料をダウンロードできます。
導入事例
無人レースカーの設計にSBG社のIMUとGPS(陸上)
AMZ(チューリッヒ工科大の学生によって設立されたアカデミック・モータースポーツクラブ・チューリッヒ)は、軽量・小型のEllipse2-N INS用センサを、モーション計測、機器の同期、車両のダイナミック分析のために採用しました。そに事例をご紹介しております。
Ellipse-Nを用いた自転車スピードの世界記録(陸上)
オーダーメードの自転車を最大限に活用し、世界スピード記録を作ったEric Baroneの事例をご紹介しております。こちらではEllipse-Nが導入されております。
国土交通省 関東道路メンテナンスセンター(陸上)
国土交通省の令和2年度、センシング技術を活用したインフラ管理技術の構築 や生産性向上に向けた技術実装を推進させるための「衛星受信不感区間における高精度測位技術」に採択されました。
バイクのロールとリーンの加速度解析(陸上)
インドの有名なテスト機器販売代理店であるZen Microsystemsは、SBG SystemsのEllipse2-A姿勢方位基準ユニット(AHRS)を使用し、全面的なタイヤ解析を実施し、タイヤの良好な付着性およびコーナリング能力を試験しました。
スラムベースのモービルマッピングシステム(陸上)
VIAMETRIS社(仏)は、慣性、GNSS、SLAM技術を駆使したモービルマッピングシステムであるvMS3D用にEllipse-D慣性ナビゲーションシステムを採用しました。
ハイパーループコンクールで使用されるEllipse-N(陸上)
HyperXite、UCI(カリフォルニア大学アーバイン校)のチームは、第2回ハイパーループコンクールに参加し、全米ハイパーループチームの1位、エアベース空中浮遊において世界2位にランクインしました。
UAV(無人航空機)飛行分析(航空)
MASC(Multi-purpose Airborne Sensor Carrier;多目的空中センサキャリア)は、大気境界層研究用に開発された小型UAVです。Ellipse-Nは、UAVの位置、対地速度と姿勢角の記録に使用されました。気流を考慮すれば、風速と風向きを正確に計算することが可能です。
Ellipse-D装備のNEXUS800(航空)
Hypack社の新しいUAVベースの測量ソリューション「NEXUS 800」にEllipse-D慣性航法システムを装備しました。Ellipse-Dは、RTK GNSS受信機と後処理機能を組み込んだデュアルアンテナの慣性航法システムです。
北極海洋の波浪ブイ(海洋)
SBG社のミニチュア慣性センサを内蔵した波浪ブイがボーフォート海に配置されました。外洋および氷中の波が氷板融解に与える影響を計測するためです。
3Dスキャナーの開発(その他)
VIAMETRIS社は3D点群を継続的に生成するモバイル式室内3Dスキャナー「iMS 3D」の開発で進化を続けている会社です。この最新モデルにVIAMETRIS社は、モーション補正と機材の同期を図るため、SBGのEllipse-Aミニチュア姿勢方位基準装置(AHRS)を採用しました。