Ekinoxシリーズ
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タクティカルグレード MEMS慣性システム
ハイエンドのMEMSセンサと高度な全温度範囲キャリブレーション手順と強力なアルゴリズム設計をうまく組み合わせることにより、コンパクトで軽量、且つ低電力でコストパフォーマンスが高い製品に設計されています。また、Ekinoxセンサには、操作後の分析または後処理用に8GBのデータロガーが組み込まれています。
(OEMバージョンもご用意しております。ご興味がある方は、お問い合わせください。)
概要
ロバストで費用対効果が高いMEMSシステムをタクティカルグレードに
Ekinoxシリーズは高精度慣性システムの製品群です。ロバストで、メンテナンスフリー、そして費用対効果が高いMEMSをタクティカルグレードの慣性センサとして設計されました。最先端のMEMSセンサ、先進のキャリブレーション技術、パワフルなアルゴリズム設計により、Ekinoxシリーズは0.02°姿勢角精度を実現しました。
主な特徴
- 最大4つのデバイスまで接続可能
- サーベイグレードのGNSS レシーバ (Ekinox2-D)
- 8GBのデータロガー
- IP68 防塵防水筐体
- Webインターフェース & イーサネット
- 200Hz出力レート
航空宇宙
中型 & 大型 UAV /航空電子工学/LiDAR/ジャイロ安定化カメラ /フライトデータ・レコーダ
- すぐに使えるINS/GPS(Ekinox-D)
- 厳しい環境用に設計されている
- 全温度範囲でキャリブレーション済み (-40 から 75°C)
- 高振動条件下での比類のない精度(MIL-STD-810G)
- ロバストで、IP68 筐体
マリーン
水路測量/モーションモニタリング/航海性能向上/海洋開発/標的システム
- デュアルアンテナGPS統合による機首真方位 (Ekinox-D)
- 4つのモニターリングポイントにより、リアルタイムに自動ヒーブ計測調整
- NMEA, TSS & Simradプロトコル
- イーサネットとWeb インターフェース
陸上
カーモーション/UGV/カメラと3Dスキャナ/SATCOM アンテナ/マシン制御
- デュアルアンテナGPS、RTK GNSSとオドメータが一体となるソリューション
- イーサネットとCAN接続
- 正確なGPS UTC 同期
- 遅延が少ない(2ms)
- 姿勢とナビゲーションデータが非常に低ノイズ
海中
AUV/ROV/ソナー/LiDAR/カメ
- コンパクトで低消費電力
- DVL等とのリアルタイムにデータ融合
- 最大4つのデバイスと同時接続可能
構造とソフトウェア
最先端の構造
ソフトウェア
コンフィグレーション、リアルタイムの表示と再生
コンフィグレーションは、直感的に使える組込み型Webインターフェースで行え、全てのパラメータを素早く簡単に表示・調整できます。
sbgCenterソフトウエアはリアルタイムの可視化と、内部データロガーに記録されたデータの再生のための全てのツールを提供します。
ラインナップ
製品名 | Ekinox-A | Ekinox-E | Ekinox-D | Navsight Ekinox |
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製品画像 | ||||
種類 | AHRS/MRU | INS | INS | INS |
仕様 |
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技術仕様
3D方位
ロール、ピッチ | 0.03° 0.02° 0.015° |
GNSS 支援 RTK 支援 後処理 |
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ヘディング | 0.08° 0.05° 0.03° |
デュアルアンテナ GNSS (ベースライン<2 m) デュアルアンテナGNSS (ベースライン<4 m) 後処理 |
位置
シングルポイントL1/L2 | 1.2m | |
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SBAS | 0.6m | |
DGPS | 0.4m | |
RTK | 0.01m | |
RTK 30s Outage | 3m | 海洋環境 |
RTK 60s Outage | 0.2%TD 3m |
海洋環境, DVL*支援 自動車モード+オドメータ |
PPK** | 0.02m | 3m |
ヒーブ
リアルタイム | 5cm or 5% いずれか大きいほう、速度支援 |
---|---|
波の周期 | 0から20秒自動調整 |
遅れ | 2.5cm or 2.5% いずれか大きいほう、速度支援 |
波の周期 | 0から40秒 |
* DVL (Doppler Velocity Log) パフォーマンスに依存. -TD: Travelled Distance. -標準 RMS 値
**Post-processing Kinematic 後処理キネマティック
センサ性能
加速度 | ジャイロスコープ | ||
---|---|---|---|
A2 | A3 | ||
計測レンジ | 8 g | 14g | 300 °/秒 |
ランダムウォーク | 7 μg/√Hz | 30 μg/√Hz | 0.14 °/√hr |
動作中バイアス安定性 | 2 μg | 5 μg | <0.5 °/h |
インターフェース
支援センサ | 2xGNSS、RTCM、DVL、オドメータ、ジャイロコンパス |
---|---|
プロトコル | 出力: NMEA、ASCII、Binary、TSS、Simra 入力: NMEA、Trimble、Novatel、Septentrio、 Hemisphere、Veripos、Fugro、PD0、PD6 |
出力レート | 1 から 200 Hz |
ログ能力 | 8 GB または 48h @ 200 Hz |
シリアルRS-232/422 | モデルD:2出力/4入力 モデルA/E:3出力/5入力 |
CAN | 1 CAN 2.0 A/B bus 最大1Mbit/s |
パルス | 入力: PPS、イベントマーカ最大1kHz 出力:同期出力, トリガ 5入力/2出力 |
イーサネット | 全二重通信 (10/100 Base T) |
環境仕様
動作振動 | MIL-STD-810Gの通り 20Hzから2KHz 加速度計8gタイプ: 3g RMS 加速度計14gタイプ: 8g RMS |
---|---|
IP 格付け | IP68 |
動作温度 | -40 から 75°C / -40 から 167°F |
MTBF(平均故障間隔) | 50,000 時間 |
動作温度 | EN60945 |
物理的特性
Ekinox-A/E | Ekinox-D | |
---|---|---|
GPS | L1/L2シングルまたはデュアルアンテナ GNSSレシーバ 448チャネル、GPS、GLONASS, GALILEO、BEIDOU |
|
重力 | 400 グラム | 600 グラム |
寸法 (L x W x H) | 10 x 8.6 x 5.8 cm | 10 x 8.6 x 7.5 cm |
消費電力 | < 3W | < 5W |
供給電圧 | 9 から 36 VDC | 9 から 36 VDC |
活用事例
自己位置推定のアプリケーションに
SBG Systemsは自己位置推定の超小型慣性航法システムを提供しています。 これらのIMU、AHRS、およびINSは、軽量で低消費電力であるため、航空、陸上、または海洋の無人システムに最適です。
姿勢方位測量にSBG社のモバイルマッピングアプリケーション
測量のモバイル化により、慣性ナビゲーションシステムで車両姿勢と方位情報を取得し、クリーンな点群作成に貢献しております。
ダイナミクス計測に適したモーションセンサ
陸上、海上、または空中の乗物の状態をモニタリングできるIMU、AHRS、MRUを提供しています。超低ノイズのジャイロスコープ、低レイテンシ、全温度範囲キャリブレーションにより、精密なモーションおよびダイナミクスセンシングに理想的なセンサです。
点群データの作成や同期に適したIMUセンサ
低ノイズの加速度計とジャイロスコープを備えたSBG Systems慣性センサは、物理的な動きと出力の間のレイテンシ(待ち時間)が短いことも特徴です。カメラやLiDARなどのシステムの姿勢や、受けた振動などを点群作成時に補正することが可能です。
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下記より資料をダウンロードできます。
導入事例
無人レースカーの設計にSBG社のIMUとGPS(陸上)
AMZ(チューリッヒ工科大の学生によって設立されたアカデミック・モータースポーツクラブ・チューリッヒ)は、軽量・小型のEllipse2-N INS用センサを、モーション計測、機器の同期、車両のダイナミック分析のために採用しました。そに事例をご紹介しております。
Ellipse-Nを用いた自転車スピードの世界記録(陸上)
オーダーメードの自転車を最大限に活用し、世界スピード記録を作ったEric Baroneの事例をご紹介しております。こちらではEllipse-Nが導入されております。
国土交通省 関東道路メンテナンスセンター(陸上)
国土交通省の令和2年度、センシング技術を活用したインフラ管理技術の構築 や生産性向上に向けた技術実装を推進させるための「衛星受信不感区間における高精度測位技術」に採択されました。
バイクのロールとリーンの加速度解析(陸上)
インドの有名なテスト機器販売代理店であるZen Microsystemsは、SBG SystemsのEllipse2-A姿勢方位基準ユニット(AHRS)を使用し、全面的なタイヤ解析を実施し、タイヤの良好な付着性およびコーナリング能力を試験しました。
スラムベースのモービルマッピングシステム(陸上)
VIAMETRIS社(仏)は、慣性、GNSS、SLAM技術を駆使したモービルマッピングシステムであるvMS3D用にEllipse-D慣性ナビゲーションシステムを採用しました。
ハイパーループコンクールで使用されるEllipse-N(陸上)
HyperXite、UCI(カリフォルニア大学アーバイン校)のチームは、第2回ハイパーループコンクールに参加し、全米ハイパーループチームの1位、エアベース空中浮遊において世界2位にランクインしました。
UAV(無人航空機)飛行分析(航空)
MASC(Multi-purpose Airborne Sensor Carrier;多目的空中センサキャリア)は、大気境界層研究用に開発された小型UAVです。Ellipse-Nは、UAVの位置、対地速度と姿勢角の記録に使用されました。気流を考慮すれば、風速と風向きを正確に計算することが可能です。
Ellipse-D装備のNEXUS800(航空)
Hypack社の新しいUAVベースの測量ソリューション「NEXUS 800」にEllipse-D慣性航法システムを装備しました。Ellipse-Dは、RTK GNSS受信機と後処理機能を組み込んだデュアルアンテナの慣性航法システムです。
北極海洋の波浪ブイ(海洋)
SBG社のミニチュア慣性センサを内蔵した波浪ブイがボーフォート海に配置されました。外洋および氷中の波が氷板融解に与える影響を計測するためです。
3Dスキャナーの開発(その他)
VIAMETRIS社は3D点群を継続的に生成するモバイル式室内3Dスキャナー「iMS 3D」の開発で進化を続けている会社です。この最新モデルにVIAMETRIS社は、モーション補正と機材の同期を図るため、SBGのEllipse-Aミニチュア姿勢方位基準装置(AHRS)を採用しました。