Quantaシリーズ
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GNSS支援慣性ナビゲーションシステム
UAVでも車でも、点群に直接かつ正確にジオタグを付けられます。 UAVでの写真測量は、正確な方位と位置データにより、GCPと二重写しの手間も減らせます。また、Quantaシリーズには、後処理用のデータロガーが組み込まれている他、GNSSの観測データで慣性データを後処理することでSBG のINSのパフォーマンスを向上させるQinertiaUAV後処理ソフトウェアが1年間無償で付いてきます。シングルアンテナソリューションはより実用的といえますが、デュアルアンテナモードを使用すると、低ダイナミクスフライト(パイプや電線の調査)で、より正確なヘディング(方位角)を取得することができます。
概要
UAVのためのダイレクト・ジオリファレンス ソリューションINS+GNSS
Quanta UAV シリーズは、UAV測量用に設計されたパワフルで簡単な INS+GNSS ソリューションです。
センチメートルレベルの位置精度のため、地上制御点(GCP)が不要になります。
高精度な方位と位置により処理時間が短縮されます。
UAVダイレクト・ジオリファレンスに最適な組み合わせ
クラス最高のINS-慣性航法システムの「Quanta」は、全ての天候条件で安定した高品質データを提供できるように、すべてのQuanta INS は-40° から 80°C の温度範囲でキャリブレーションされています。
Quanta UAV |
Quanta UAV Extra |
||
---|---|---|---|
ロール/ピッチ | リアルタイム RTK | 0.03° | 0.008° |
後処理 | 0.025° | 0.005° | |
ヘディング | リアルタイム RTK | シングルアンテナ 0.5° デュアルアンテナ 0.2° |
シングルアンテナ 0.1° デュアルアンテナ 0.06° |
後処理 | 0.08° | 0.025° | |
水平位置 | 1cm + 1ppm | 1cm + 1ppm |
御社UAVの生産性向上に!
写真測量法
Quanta UAV は高精度の方位と位置データにより、GCPとオーバーラップの必要性がなくなります。計測をもっと効率化できます。
LiDAR
Quanta UAV は、リアルタイムでポイントクラウドに直接ジオタグを付けることができ、後処理では精度を更にアップできます。
シングルアンテナ、デュアルアンテナ
シングルアンテナ・ソリューションはより実用的な計測を、デュアルアンテナは、より高精度のヘディングを可能にしました。これは、パイプや電線調査などの低ダイナミックな飛行に最適なセットアップです。
評価キット
評価キットには、評価基板、アンテナ、ケーブル、アクセサリは含まれております。
システム統合を簡単にします
ソフトウェア
QINERTIA(キナーシャ) 後処理ソフトウエア
Qinertia は、フォワード(順方向)、バックワード(逆方向)及びマージ処理をしている為、慣性データと生のGNSS観測を使用し、驚異的な姿勢、ヘディング、位置のパフォーマンスを発揮しています。
センチメートル単位の位置計測
RTK無線リンクの制約なしにセンチメートル単位の位置データを取得します。ベースステーションをドラッグ・アンド・ドロップするだけで、Qinertia PPP 機能が自動的にベースステーションの座標を特定します。
幅広い品質指標
- インタラクティブな品質指標評価
- 距離間隔、標準偏差、バイアス、倍率、レバーアームの表示
- 統計レポート作成 (RMS, min/max)。
- Tightly Coupled INS/GNSS融合
- モダンで直感的なユーザインターフェース
- 常に最新の7,000台以上のベースステーション
ラインナップ
製品名 | Quanta | Quanta Extra |
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製品画像 | ||
種類 | ダイレクト・ジオリファレンス | より高い精度 |
計測データ | 校正されたIMUデータ | +ナビゲーション |
仕様 | ・RTK GNSSレシーバ内蔵、cmレベルの位置精度。 ・低消費電力 ・後処理用の8GBデータロガー ・WEBインターフェイス ・重量:76g、寸法:51.5×78.75×20mm |
・RTK GNSSレシーバ内蔵、cmレベルの位置精度。 ・低消費電力 ・後処理用の8GBデータロガー ・WEBインターフェイス ・重量:345g 寸法:51.5×78.75×20mm(GNSS+処理部) 83.5×72.5×50mm(IMU) ・ハイエンドINS/GNSSのコンパクト・フォームファクタ |
技術仕様
別途記述が無い限り全てのパラメータは -40° から 85°C の温度範囲で適用します。
更に詳しい仕様につきましては、お問合せ下さい。Quantaハードウエア・マニュアルをご送付させて頂きます。
インターフェース
支援システム (入力) | GNSS, RTCM |
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プロトコル | NMEA, ASCII, Binary |
出力レート | 0.1 から 200 Hz |
ロギング容量 | 8 GB または 48 h @ 200 Hz |
イーサネット | Full Duplex (10/100 base-T) |
シリアル | 5x TTL UART ポート |
CAN | 1 CAN 2.0 A/B パス 1 Mbit/sまで |
パルス | 入力: PPS, イベントマーカー 1 kHz まで 出力: SyncOut, Trigger, PPS 5 入力 / 2 出力 |
コネクタ | 44ピンコンタクト, 1.27 mm ピッチ,SMD |
物理的特性
モデル | Quanta UAV | Quanta UAV Extra |
---|---|---|
重量 | 76 g | 345 g |
サイズ (L×W×H) |
51.5 x 78.75 x20 mm | GNSS+処理部: 51.5 x 78.75 x 20 mm IMU : 83.5 x 72.5 x 50 mm |
消費電力 | < 3.5 W | < 5.5 W |
電源 | 3.3 ~ 5 VDC | 3.3 ~5 VDC |
使用環境
温度 | -40 to 85 °C / -40 to 185 °F |
---|---|
MTBF (平均故障間隔 計算値) | 50,000 時間 |
動作振動 | 8g RMS (20 Hz ~ 2 kHz / MIL-STD-810G) |
湿度 | 95% 結露なし |
典型的な測量軌跡のRMS値
性能は、大気条件、信号のマルチパス、衛星の配置状況に影響される場合があります。仕様は予告なく変更されることがあります。
活用事例
自己位置推定のアプリケーションに
SBG Systemsは自己位置推定の超小型慣性航法システムを提供しています。 これらのIMU、AHRS、およびINSは、軽量で低消費電力であるため、航空、陸上、または海洋の無人システムに最適です。
姿勢方位測量にSBG社のモバイルマッピングアプリケーション
測量のモバイル化により、慣性ナビゲーションシステムで車両姿勢と方位情報を取得し、クリーンな点群作成に貢献しております。
ダイナミクス計測に適したモーションセンサ
陸上、海上、または空中の乗物の状態をモニタリングできるIMU、AHRS、MRUを提供しています。超低ノイズのジャイロスコープ、低レイテンシ、全温度範囲キャリブレーションにより、精密なモーションおよびダイナミクスセンシングに理想的なセンサです。
点群データの作成や同期に適したIMUセンサ
低ノイズの加速度計とジャイロスコープを備えたSBG Systems慣性センサは、物理的な動きと出力の間のレイテンシ(待ち時間)が短いことも特徴です。カメラやLiDARなどのシステムの姿勢や、受けた振動などを点群作成時に補正することが可能です。
PDFダウンロード
下記より資料をダウンロードできます。
導入事例
無人レースカーの設計にSBG社のIMUとGPS(陸上)
AMZ(チューリッヒ工科大の学生によって設立されたアカデミック・モータースポーツクラブ・チューリッヒ)は、軽量・小型のEllipse2-N INS用センサを、モーション計測、機器の同期、車両のダイナミック分析のために採用しました。そに事例をご紹介しております。
Ellipse-Nを用いた自転車スピードの世界記録(陸上)
オーダーメードの自転車を最大限に活用し、世界スピード記録を作ったEric Baroneの事例をご紹介しております。こちらではEllipse-Nが導入されております。
国土交通省 関東道路メンテナンスセンター(陸上)
国土交通省の令和2年度、センシング技術を活用したインフラ管理技術の構築 や生産性向上に向けた技術実装を推進させるための「衛星受信不感区間における高精度測位技術」に採択されました。
バイクのロールとリーンの加速度解析(陸上)
インドの有名なテスト機器販売代理店であるZen Microsystemsは、SBG SystemsのEllipse2-A姿勢方位基準ユニット(AHRS)を使用し、全面的なタイヤ解析を実施し、タイヤの良好な付着性およびコーナリング能力を試験しました。
スラムベースのモービルマッピングシステム(陸上)
VIAMETRIS社(仏)は、慣性、GNSS、SLAM技術を駆使したモービルマッピングシステムであるvMS3D用にEllipse-D慣性ナビゲーションシステムを採用しました。
ハイパーループコンクールで使用されるEllipse-N(陸上)
HyperXite、UCI(カリフォルニア大学アーバイン校)のチームは、第2回ハイパーループコンクールに参加し、全米ハイパーループチームの1位、エアベース空中浮遊において世界2位にランクインしました。
UAV(無人航空機)飛行分析(航空)
MASC(Multi-purpose Airborne Sensor Carrier;多目的空中センサキャリア)は、大気境界層研究用に開発された小型UAVです。Ellipse-Nは、UAVの位置、対地速度と姿勢角の記録に使用されました。気流を考慮すれば、風速と風向きを正確に計算することが可能です。
Ellipse-D装備のNEXUS800(航空)
Hypack社の新しいUAVベースの測量ソリューション「NEXUS 800」にEllipse-D慣性航法システムを装備しました。Ellipse-Dは、RTK GNSS受信機と後処理機能を組み込んだデュアルアンテナの慣性航法システムです。
北極海洋の波浪ブイ(海洋)
SBG社のミニチュア慣性センサを内蔵した波浪ブイがボーフォート海に配置されました。外洋および氷中の波が氷板融解に与える影響を計測するためです。
3Dスキャナーの開発(その他)
VIAMETRIS社は3D点群を継続的に生成するモバイル式室内3Dスキャナー「iMS 3D」の開発で進化を続けている会社です。この最新モデルにVIAMETRIS社は、モーション補正と機材の同期を図るため、SBGのEllipse-Aミニチュア姿勢方位基準装置(AHRS)を採用しました。