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Apogeeシリーズ

超高性能MEMS 慣性ナビゲーションシステム

非常に低ノイズのジャイロスコープ、少ない遅延、高い耐振動性を備えており、正確な方向と位置のデータを提供するシリーズ製品です。内部拡張カルマンフィルターがリアルタイムの慣性データとGNSSデータに融合し、過酷な環境(橋、トンネル、森林など)でも位置と方向の測定を強化できます。Ekinoxシリーズと同様、Apogeeセンサには、操作後の分析または後処理用に8 GBのデータロガーが内蔵されています。
(OEMバージョンもご用意しております。ご興味がある方は、お問い合わせください。)

概要

正確な軌道と直接地理参照

  • GNSS停止中も正確な軌道
  • 非常に低ノイズのジャイロスコープ
  • 最新世代の3周波 GNSS 受信機
  • 8GB データロガー内蔵

陸モバイルマッピング

都市ビル群、森林、トンネルでも堅牢な位置情報は以下の理由で可能になりました。

  • 慣性センサとオドメーターとの融合
  • リアルタイムとオフラインRTK修正
  • 後処理ソフトウェア
  • マルチパス環境での最適な位置のためのタイトなGNSS統合

航空測量

高精度のリアルタイム外部オリエンテーションとダイレクトジオリファレンスは以下の理由で可能になりました。

  • RTK、TerraStar、またはOmniSTAR修正
  • 低いレイテンシ (3 ms)
  • 振動に対する高い耐性(ヘリコプターで使用可能)
  • 後処理ソフトウェア

最新の使いやすい慣性センサ

簡単な統合、正確な同期

コンパクト、軽量&低消費電力

イーサネット、RS-232、
RS-422、CANプロトコル

正確なUTCタイムスタンプ
(1μs)

最大5つのイベント
入力マーカー

ラインナップ

製品名 Apogee-A Apogee-E Apogee-D Navsight Apogee
製品画像
計測データ モーション+ヒーブ 外部GNSS使用ナビゲーション デュアルアンテナGNSS デュアルアンテナRTK INS
仕様
  • ロールとピッチ:0.008°
  • リアルタイムヒーブ:5cm(マリーン仕様)、2cm(遅延ヒーブ)
  • ヘディング:0.025°  (4mベースライン) (Apogee-AはGPS/GNSS接続時のみ)
  • イーサネット、シリアル及びCANインターフェイス
  • 8GBデータロガー内蔵
  • ロールとピッチ:0.008°
  • リアルタイムヒーブ:5cm(マリーン仕様)、2cm(遅延ヒーブ)
  • ヘディング:0.025°  (4mベースライン) (Apogee-AはGPS/GNSS接続時のみ)
  • イーサネット、シリアル及びCANインターフェイス
  • 8GBデータロガー内蔵
  • 位置:1cm
    (GNSSレシーバ性能次第)
  • ロールとピッチ:0.008°
  • リアルタイムヒーブ:5cm(マリーン仕様)、2cm(遅延ヒーブ)
  • ヘディング:0.025°  (4mベースライン) (Apogee-AはGPS/GNSS接続時のみ)
  • イーサネット、シリアル及びCANインターフェイス
  • 8GBデータロガー内蔵
  • 位置(RTK) :1cm
  • ロールとピッチ:0.008°
  • リアルタイムヒーブ:5cm(マリーン仕様)、2cm(遅延ヒーブ)
  • ヘディング:0.025°  (4mベースライン) (Apogee-AはGPS/GNSS接続時のみ)
  • イーサネット、シリアル及びCANインターフェイス
  • 8GBデータロガー内蔵
  • 位置(RTK):2cm
  • 海面または海中で利用可能な筐体

技術仕様

高度と位置:航空宇宙用途

  GNSS L1/L2/L5 RTK* PPK**
ロール/ピッチ 0.01° 0.008° 0.005°
ヘディング
(デュアルアンテナ:2mベースライン)
0.04° 0.04° 0.02°
ヘディング
(デュアルアンテナ:4mベースライン)
0.025° 0.025° 0.02°
位置(X/Y) 1.0m 0.01m <0.01m
高度(Z) 1.0m 0.03m <0.02m

高度と位置:陸用途***

  GNSS L1/L2/L5 RTK* PPK** RTK60秒停止 PPK60秒停止
ロール/ピッチ 0.01° 0.008° 0.005° 0.012° 0.008°
ヘディング(シングルアンテナ) 0.04° 0.04° 0.02° 0.06° 0.025°
位置(X/Y) 1.0m 0.01m <0.01m 0.5m 0.3m
高度(Z) 1.0m 0.03m <0.02m 0.1m 0.05m

* RTK:Real Time Kinematic。リアルタイムキネマティック
** PPK:Post-processing Kinematic。後処理キネマティック
*** オドメーター補助付き

物理的特徴

モデル Apogee-A/E Apogee-D
重量 < 690グラム
1.52ポンド
< 900グラム
1.98ポンド
寸法(L×W×H) 130×100×58mm
5.12×3.94×2.28
130×100×75mm
5.12×3.94×2.95
消費電力 <3W <5Wシングルアンテナ
<7Wデュアルアンテナ
供給電圧 9~36VDC 9~36VDC

環境仕様

IP格付け Apogee-A/E/D IP68(アルミニウム)
指定温度 -20~60℃/-4~140°F
動作温度 -40~71℃/-40~160°F
MTBF(平均故障間隔) 50,000時間
動作振動 MIL-STD-810G に準拠/20Hz~2kHz
加速度センサ10g:8gRMS

インターフェイス

補助(入力) 2×GNSS,RTCM,オドメーター
プロトコル 出力:NMEA,ASCII,バイナリ,TSS,Simrad
入力:NMEA,Trimble,Novatel,Septentrio,
Hemisphere,Veripos,Fugro,PD0,PD6
出力レート 0,1~200Hz
ロギング能力 8GBもしくは48時間@200Hz
シリアルRS-232/422 Dモデル:出力×2/入力×4
A/Eモデル:出力×3/入力×5
イーサネット 全二重(10/100base-T)
CAN 1CAN2.0A/Bbus最大1Mbit/s
パルス 入力:PPS,イベントマーカー最大1kHz
出力:SyncOut,トリガー,PPS
入力×5/出力×2

センサパフォーマンス

  加速度センサ ジャイロスコープ
計測レンジ 10g 200°/s
動作中バイアス安定性 <15μg < 0.08°/hr
ランダムウォーク <75μg/√Hz < 0.012°/√hr

活用事例

自己位置推定のアプリケーションに

SBG Systemsは自己位置推定の超小型慣性航法システムを提供しています。 これらのIMU、AHRS、およびINSは、軽量で低消費電力であるため、航空、陸上、または海洋の無人システムに最適です。

姿勢方位測量にSBG社のモバイルマッピングアプリケーション

測量のモバイル化により、慣性ナビゲーションシステムで車両姿勢と方位情報を取得し、クリーンな点群作成に貢献しております。

ダイナミクス計測に適したモーションセンサ

陸上、海上、または空中の乗物の状態をモニタリングできるIMU、AHRS、MRUを提供しています。超低ノイズのジャイロスコープ、低レイテンシ、全温度範囲キャリブレーションにより、精密なモーションおよびダイナミクスセンシングに理想的なセンサです。

点群データの作成や同期に適したIMUセンサ

低ノイズの加速度計とジャイロスコープを備えたSBG Systems慣性センサは、物理的な動きと出力の間のレイテンシ(待ち時間)が短いことも特徴です。カメラやLiDARなどのシステムの姿勢や、受けた振動などを点群作成時に補正することが可能です。

PDFダウンロード

下記より資料をダウンロードできます。

導入事例

無人レースカーの設計にSBG社のIMUとGPS(陸上)

AMZ(チューリッヒ工科大の学生によって設立されたアカデミック・モータースポーツクラブ・チューリッヒ)は、軽量・小型のEllipse2-N INS用センサを、モーション計測、機器の同期、車両のダイナミック分析のために採用しました。そに事例をご紹介しております。

Ellipse-Nを用いた自転車スピードの世界記録(陸上)

オーダーメードの自転車を最大限に活用し、世界スピード記録を作ったEric Baroneの事例をご紹介しております。こちらではEllipse-Nが導入されております。

国土交通省 関東道路メンテナンスセンター(陸上)

国土交通省の令和2年度、センシング技術を活用したインフラ管理技術の構築 や生産性向上に向けた技術実装を推進させるための「衛星受信不感区間における高精度測位技術」に採択されました。

バイクのロールとリーンの加速度解析(陸上)

インドの有名なテスト機器販売代理店であるZen Microsystemsは、SBG SystemsのEllipse2-A姿勢方位基準ユニット(AHRS)を使用し、全面的なタイヤ解析を実施し、タイヤの良好な付着性およびコーナリング能力を試験しました。

スラムベースのモービルマッピングシステム(陸上)

VIAMETRIS社(仏)は、慣性、GNSS、SLAM技術を駆使したモービルマッピングシステムであるvMS3D用にEllipse-D慣性ナビゲーションシステムを採用しました。

ハイパーループコンクールで使用されるEllipse-N(陸上)

HyperXite、UCI(カリフォルニア大学アーバイン校)のチームは、第2回ハイパーループコンクールに参加し、全米ハイパーループチームの1位、エアベース空中浮遊において世界2位にランクインしました。

UAV(無人航空機)飛行分析(航空)

MASC(Multi-purpose Airborne Sensor Carrier;多目的空中センサキャリア)は、大気境界層研究用に開発された小型UAVです。Ellipse-Nは、UAVの位置、対地速度と姿勢角の記録に使用されました。気流を考慮すれば、風速と風向きを正確に計算することが可能です。

Ellipse-D装備のNEXUS800(航空)

Hypack社の新しいUAVベースの測量ソリューション「NEXUS 800」にEllipse-D慣性航法システムを装備しました。Ellipse-Dは、RTK GNSS受信機と後処理機能を組み込んだデュアルアンテナの慣性航法システムです。

北極海洋の波浪ブイ(海洋)

SBG社のミニチュア慣性センサを内蔵した波浪ブイがボーフォート海に配置されました。外洋および氷中の波が氷板融解に与える影響を計測するためです。

3Dスキャナーの開発(その他)

VIAMETRIS社は3D点群を継続的に生成するモバイル式室内3Dスキャナー「iMS 3D」の開発で進化を続けている会社です。この最新モデルにVIAMETRIS社は、モーション補正と機材の同期を図るため、SBGのEllipse-Aミニチュア姿勢方位基準装置(AHRS)を採用しました。

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