iPadOSのどんな機能が視線入力に便利か
2023年1月20日
①Tobii Dynavox社のソフトTDスナップ
全ての視線入力ソフトを使用したわけではありませんが、TDスナップには使い勝手、機能、思想において断然格違いで長年の膨大な研究の蓄積が感じられる。
TDパイロットの購入の最大の価値は、視線入力+TDスナップの使用に有る!!と言える。
患者の立場からは、ALSが進行性の疾患なので、最終的に視線入力が必要になるまではiPadやPCでのTDスナップ利用が可能。ただiPadOSへの慣れ、同期(iPad、TDパイロット間でデータの同期が可能)によるシームレスなTDパイロットへの移行のため、iPadでのTDスナップ利用が有利なのは間違いない。
販売戦略の点からは、TDパイロット利用への広い裾野のプロスペクトの構築出来るので実に戦略的な方策である。
まだ視線入力が不要なALS患者にはiPad+TDスナップ利用を進めるべき。
結論、TDスナップは、患者にとっても販売者にとってもWin win solution。機能的には、プリセットとして場面ごとのページセットを作れば、ほとんどの会話が成立する。
実際、私の直近の2週間の入院も以下のページセットでコミュニケーションが十分に取れ、医師、看護師から驚嘆と感謝を受けた。
②メール/LINE、作業系のアプリなど
五味さんは、以下のツールを全て視線入力で使用。
メール:Outlook((App Store)
LINE(App Store)
カレンダー: Googleカレンダー(App Store)
表計算: Numbers(App Store)
電卓: 関数電卓-Panecal(App Store)
有償、無償に関わらず、App Storeからダウンロード。
もちろん、標準のものが有れば、それを使うのも問題は無い。
基本的には全て視線入力ができる。
ただ、Numbersなど細かな作業が必要なアプリの操作には特に念入りにキャリブレーションをすることが必要。
③株売買システム、トレーディングビュー
私は、主にニューヨーク市場の米国ETFをスィングトレードして運用している。
全て視線入力で操作が出来る。
ASL患者の私が、家から一歩も出ずにネットで運用して利益を出すなんて、これまでのALS患者のイメージを革命的にぶち壊している😄
それを可能にしているのが、トレーディングビュー。
最近では最も人気のあるツールだと思う。