VEGA
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ウェット式32チャネルのウェアラブル脳波計
多チャネルで、認知科学、心理学、ヒューマン・コンピュータ・インターフェース(HCI)などのご研究に適した脳波計測です。取り外し可能な32チャネルのゲル不要のAg/AgClセンサを装着することにより、生データをリアルタイムで送信します。この革新な設計により、子供から高齢者まで、安定した計測を長時間行うことができます。無料のデータ取得ソフトウェア「Cygnus-シグナス」がパッケージに含まれております。
概要
サンプリングレード500Hz、24ビット分解能帯域DC~131Hzの「ベガ - 32ch」
認知科学、心理学の実験やBCI(Brain-computer Interface)アプリケーションに高品質なデータを提供する脳波計です。 VEGAは、柔らかい弾性があるキャップに、取り外し可能な32チャネルのゲル不要のAg/AgClセンサを装着することにより、生データをリアルタイムで送信します。 この革新な設計により、子供から高齢者まで、安定した計測を長時間行うことができます。 VEGAを使用すると、これまでよりもはるかに簡単に脳の活動を知ることができます。
ソフトウェア
データ取得ソフトウェア「Cygnus」(無料)
アルタイルにはデータ取得及びリアルタイムにスペクトル解析も可能なソフトウェア「Cygnus-シグナス」がパッケージに含まれております。リアルタイム時にノッチフィルターをつけており、後処理時に眼電図や頭部運動による筋電図を除去することは可能です。
事象関連電位(ERP)実験に特化した、神経科学研究および教育向けの統合Pythonベースのソフトウェアソリューションで、Lab Streaming Layer(LSL)用のアウトレットも組み込まれています。
技術仕様
技術仕様
チャネル数 | 32信号チャネル+2リファレンス |
---|---|
サンプリングレート | 500 |
分解能 | 24ビット |
帯域 | DC~131Hz |
フィルタリング | ソフトウェア50/60Hzノッチ |
ダイナミックレンジ | +/-375mV |
通信仕様 | Bluetooth |
出力ファイルのフォーマット | CSV,EDF |
データ変換 | 生、バンドパワー、Zスコア |
バッテリー | 充電可能リチウムポリマー500mAh |
バッテリーライフ | 8時間 |
イベントロック | RS232 |
イベントジッター | ±1ms |
サポートされているOS | Windows7,8,10 |
サイズ
サイズ | 頭囲 | CH数 |
---|---|---|
L | 58~62cm | 32 |
M | 54~58cm | 32 |
S | 50~54cm | 32 |
XS | 46~50cm | 19 |
脳の反応
生理学的生体測定プラットフォーム
St.EEG™ VEGAは、32チャネルの研究グレードのEEGシステムで、ゲルフリーで取り外し可能なAg/AgCIセンサ、小型アンプ、ワイヤレステレメトリーを搭載しています。電極配置は国際10-20システムに従います。
研究グレードの高分解能信号を実現するために、耳クリップでA1とA2での平均リファレンスを取っています。
脳の反応
EEGは通常、(1)律動性活動、(2)一過性活動、(3)事象関連電位との観点から説明されます。
律動は周波数帯域に分割されます。頭皮で獲得した律動のほとんどは、0.5〜50 Hzの周波数範囲で、通常はデルタ(<4Hz)、シータ(4 – 8Hz)、アルファ(8 – 12Hz)、ベータ(15 – 30Hz)、ガンマ(>30Hz)およびMu(8〜12 Hz、感覚運動野に固有)は一般的によく知られています。
一過性活動は、いくつかの状況下でのバイオマーカーとしてより使われています。てんかん患者には棘波(spike)と鋭波(sharp wave)があり、通常の睡眠では頭蓋頂鋭波と睡眠紡錘波が見られます。
事象関連電位(ERP)は、特定の感覚、認知、または運動のイベントに応じた電圧の変化です。ERP波形は、一連の正および負の電圧の振幅によって構成され、潜在する成分に関連しています。行動評価と比較して、ERPは刺激から反応が出るまでのプロセスを継続的に測定し、特定の実験操作によって影響を受けるステージを特定することが可能です。
リファレンス:
[1] Niedermeyer E., “Electroencephalography: Basic Principles, Clinical Applications, and Related Fields.
” Lippincott Williams & Wilkins. (2004). ISBN 978-0-7817-5126-1
[2] Luck, S. J., “An Introduction to the Event-Related Potential Technique.” The MIT Press. (2005).
ISBN 0-262-12277-4.
[3] Luck, S.J., “The Oxford Handbook of Event-Related Potential Components.” Oxford University Press. (2012).
ISBN 9780195374148.
システム検証
オドボール課題を行い、その脳波をVEGA(ベガ)(St.EEG、Taiwan)とNuAmps(現COMPUMEDICS NEUROSCAN、オーストラリア)で同時に計測しました。
(ターゲットタスク=96、非ターゲットタスク=317)
検証テスト結果データ
閉目によって生成されるアルファ派の時間域(Pz、Corr=0.9527)
周波数スペクトル解析 Fz、Corr=0.9922;Pz、Corr=0.9936
St.EEG,Fz
ERPの抽出(Fz、Corr=0.9805)
Neuroscan,Fz
PDFダウンロード
下記よりVEGAの資料をダウンロードできます。
活用事例
自動車の研究・開発に適したB-Alert
ポータブル&ワイヤレスで計測できるので、運転中のドライバーの行動を制限する事なく脳波計測ができます。
さまざまな脳波計のご紹介
メトリクスを利用した疲労評価・疲労管理や、ご研究に適した脳波計をご紹介します。